【債務整理とローン】住宅や車を残す・債務整理後にローンを組む方法とは

【債務整理とローン】住宅や車を残す・債務整理後にローンを組む方法とは

借金の返済に困っている場合は、利息が膨らんでしまう前に債務整理を検討することが非常に大切です。

住宅ローンやカーローンなど返済中のローンがあって債務整理による影響があって一歩踏み出せない方や、債務整理後にローンが組めなくなってしまうのではないかと考えている方は多いことでしょう。

結論から申し上げると、債務整理の種類によっては住宅や車を残して借金を原減額することができます。債務整理した後すぐには難しいですが、一定の期間が経てばローンを組むことも可能です。

ただし、条件があったり、状況によったりすることも事実ですので、債務整理を検討している方はあらかじめローンへの影響を理解しておくことが重要です。

今回は返済中のローンがある方や今後ローンを組みたいと思っている方に向けて、債務整理とローンの関係について解説します。

債務整理の種類

債務整理は借金を減額・免責できる法律で認められている方法の総称です。ローンの関係性を理解するためには、債務整理の主な4つの方法を知ることが必要です。

任意整理

任意整理は、分割回数を増やして月々の返済額を減額したり、将来利息をカットしたりする手続きです。裁判所を通さずに債権者と直接交渉して和解する方法のため、比較的手続きが簡単です。

ただし、利息のカットや返済しやすいように返済計画を見直すことしかできず、元金自体を減らすことはできません。

任意整理のメリット

・分割回数を増やして月々の返済額を減額することができる
・将来利息をカットできる
・完済しやすくなる
・手続きが簡単

任意整理のデメリット

・元金を減らすことはできない
・個人再生や自己破産に比べて減額幅が小さい
・信用情報機関に事故情報が5〜10年記載される(ブラックリストに載る)
・ブラックリストに載るため、新規の借り入れができなくなる
・クレジットカードやローンの審査に影響がある

過払い金請求

過払い金請求は、消費者金融やクレジットカードのキャッシングで、支払いすぎた利息を取り戻すことができる手続きです。2008年頃までは、ほとんどの貸金業者が「グレーゾーン金利」と呼ばれる利息制限法の上限を超えた利息で貸し付けを行なっていましたが、2006年の最高裁の判決でグレーゾーン金利が違法であることが認められ、支払いすぎた利息の一部を過払い金として請求できるようになりました。

任意整理する際に、過払い金があることがわかれば、過払い金を貸金業者に請求することができ、借金の完済や減額をすることが可能です。ただし、「最終取引から10年間以内」という期間があり、10年以上経ってしまうと時効となり、過払い金を請求できなくなります。

過払い金請求のメリット

・借金を減額、完済できる
・残債より過払い金が多ければ、手元にお金が戻ってくる
・完済している借金の過払い金請求は信用情報機関に事故情報が記載されない

過払い金請求のデメリット

・時効がある
・借金返済中の過払い金請求は状況によって信用情報機関に事故情報が記載される

個人再生

個人再生は、裁判所に申し立てて全ての借金を減額する手続きです。認可されれば、1/3〜1/5まで借金を減額することができ、3〜5年で返済していきます。利息だけでなく、元金自体も減らすことができるので、任意整理より大幅に減額できる方法といえます。

ただし、個人再生は圧縮した借金を3〜5年で完済することが義務づけられますので、継続的に収入があることが条件となります。また、全ての借金が対象となります。

個人再生のメリット

・借金を大幅に減額できる(元金を減らせる)
・条件によっては住宅を残せる可能性がある

個人再生のデメリット

・継続した収入がないと認可されない
・信用情報に事故情報が5〜10年記載される
・官報に指名が掲載される
・住宅や車を処分しなければならない可能性がある

自己破産

自己破産は、裁判所に申し立てをおこない、全ての借金を0(免責)にしてもらう手続きです。債務整理の中で唯一、合法的に全ての借金を全額免除できる方法となります。効力が大きい分、デメリットも大きく、住宅や車、保険など20万円を超える財産や99万円を超える現金などは残すことができません。

自己破産のメリット

・全ての借金が全額免除される

自己破産のデメリット

・住宅や車などの一定の財産を手放さないといけない
・信用情報に事故情報が5〜10年記載される
・一度破産すると7年間は自己破産ができない
・官報に指名が掲載される
・ギャンブルや賭博などで作った借金がある場合は、免除されない可能性がある
・一部の職業や資格の制限を受ける
・自己破産をすると債権者から連帯保証人に請求がいくため、連帯保証人に迷惑がかかる

返済中のローンが払えなくなったら任意整理できないか検討する

住宅ローンやカーローンの支払いが難しく、債務整理を検討する場合は、任意整理できないか確認してみましょう。

任意整理・過払い金請求なら住宅や車を残して借金を減額できる

任意整理は裁判所を挟まずに債権者と直接交渉する手続きですので、借金の減額を交渉する対象を選ぶことができます。住宅や車を残したい場合は、所有したい住宅ローンやカーローンを対象から外し、それ以外の借金を任意整理しましょう。

住宅ローンやカーローン以外の借金を任意整理することで、無理なくローンの返済をおこなえるのであれば、住宅と車を所有し続けることができます。ただし、住宅ローンやカーロン以外に借金がない場合やその他の借金を任意整理しても返済が難しい場合は、住宅ローンとカーロン自体も任意整理する必要があります。その場合は、住宅や車を手放さなければいけません。

個人再生の住宅ローン特則が適用できれば住宅は残せる

個人再生は原則、全ての借金が減額の対象になりますが、「住宅ローン特則」(住宅資金特別条項)を利用することができれば、マイホームを残して、その他の借金を減額することができます。

住宅ローン特則を利用するためには、一定の条件を全て満たす必要があります。主な条件が以下です。

・個人再生の要件を満たしていること
・住宅ローンの返済と、個人再生で圧縮した借金を返済できる収入があること
・債務者本人が所有している住宅であること
・居住目的の住宅であること
・住宅の購入またはリフォーム代金のローンであること
・分割払いのものであること
・銀行・保証会社の抵当権が設定されていること
・住宅ローン以外の担保権や公租公課の差押登記が設定されていないこと
・ローンの返済を滞納して保証会社が代わりに弁済(代位弁済)した際、6ヶ月が経過していないこと

個人再生の住宅ローン特則で残すことができるのは持ち家のみですので、その他のローン返済中の車などの資産は手放さなければいけません。ただし、自己破産とは違い、ローンを支払い終えているものであれば、強制的に処分されることはありません。

自己破産は住宅や車を処分しなければいけない

自己破産は全ての借金を全額0にすることができる手続きですが家や車を残しておくことはできません、ローン返済中に関わらず、強制的に処分されていまいます。ただし、自己破産で処分されない自由財産の拡張が認められると、資産価値の低い車であれば所有できる可能性があります。

債務整理後にローンを組むことはできるのか

債務整理をおこなうと、いわゆるブラックリストに載ってしまいます。(信用情報に事故情報が記録されること)この状態で住宅ローンやカーローンを組むことができるのでしょうか?

債務整理後にローンを組むことは難しい

結論から申し上げると、債務整理後に住宅ローンやカーロンなどのローンを組むことは、ほとんどの場合でできません。正確にいうと、ローンの審査に通ることが難しくなります。

ローンを組む際、金融機関は与信審査(お金を貸しても大丈夫か、返済能力を審査すること)をおこないます。勤務先や勤続年数、収入、家族構成、年齢などの項目をチェックすると同時に、信用情報に事故情報がないかも確認されます。もし事故情報があると、返済能力が乏しいと判断され、ローンの審査が通りません。

金融機関側からすると、貸したお金をきっちり利息付きで回収できる人だけに融資したいわけです。そのため、債務整理をしてしまうと、ローンを組むことが難しくなってしまうのです。

信用情報から事故情報が消えればローンを組める信用情報から事故情報が消えればローンを組める

ただし、債務整理をしたら一生ローンを組めなくなるわけではありません。 債務整理をした時の事故情報は5〜10年間で信用情報に記録されますが、その機関が経てば情報は削除されます。事故情報が消えてからであれば、ローンの審査は通る可能性あります。

債務整理後の事故情報が記録される機関は、信用情報を管理している信用情報機関によって異なります。

JICC(株式会社日本信用情報機構)

JICCに加盟している主な会員は、消費者金融と信販会社です。 債務整理の事故情報を記録する期間は5年間といわれています。

CIC(株式会社シー・アイ・シー)

CICに加盟している主な会員は、クレジットカード会社や信販会社、大手消費者金融です。CICの債務整理の事故情報を記録する期間は以下の通りです。

・任意整理、個人再生を行なった場合は5年
・自己破産を行なった場合は7年

KSC(全国銀行個人信用情報センター)

KSCに加盟している主な会員は、銀行や銀行系クレジットカード会社、信用組合、信用金庫などです。KSCの債務整理の事故情報を記録する期間は以下です。

・任意整理の場合は5年(代位弁済の自己情報が登録される)
・個人再生をおこなった場合は5年
・自己破産を行なった場合は10年

ただし、ローンの審査は信用情報が全てではない

ローンの審査は信用情報に事故情報があるかどうかだけを見ているわけではありません。事故情報も返済能力を測るひとつの要素にしかすぎません。勤務先や収入、家族構成、年齢、勤続年数、雇用形態、購入する住宅などの担保としての価値など、複数の項目をチェックして総合的に判断しています。そのため、事故情報が削除されたからといって、必ずローンの審査が通るわけではありません。

反対に、返済能力があると判断されれば、事故情報があってもローンを組むことができます。実際に債務整理後の事故情報がある状態で審査が通った事例も見たことがあります。

いずれにしても、事故情報はローン審査時の1項目であって、返済能力を測る絶対的な指標ではありません。ですので、事故情報が削除されたからローンの審査が通ると慢心せず、また債務整理後であってもローンが組めないと諦める前に、ローンを組むことができるだけの返済能力が自分にあるか客観的に見つめることが大切です。

債務整理後にローンを組むためのコツ

一般的に債務整理をした後の5〜10年間は、ローンを組むことが難しいですが、上記でお伝えしたように、審査に通る可能性もあります。債務整理後にどうしてもローンを組みたい場合は、以下のポイントを押さえておくと、審査に通りやすくなりますので参考にしてみてください。

・利息が高いローンほど審査が緩い傾向にある
・配偶者の収入合算やペアローンで申し込む
・債務整理していない金融機関のローンに申し込む(系列会社も外す)
・連続して審査に申し込まない。1社審査が落ちたら次の審査までに数ヶ月間あける(多くの審査を受けること自体がマイナス要因になるので)
・使っていないクレジットカードは解約する
・審査時のマイナス要因を増やさないためにもむやみに転職をしない

借金の返済に困っている時は1人で悩まずに相談してください

借金は他人に相談しにくく1人で抱え込みやすい問題で、そのまま悩み続けていると状況が解決するどころか、悪化してしまうことが多いです。司法書士や弁護士であれば、親身になって話を聞いてくれますし、周りの他人に知られてしまう心配もありません。

債務整理は返済が難しい借金を解決する有効な手段です。状況によっては住宅や車などの資産を残して債務整理することや、債務整理後にローンを組むことも可能ですので、返済に困っている時は1人で悩まずに専門家に相談してみてください。

過払い金請求・債務整理が強い弁護士・司法書士ランキング

  • No.1
  • 司法書士法人杉山事務所 過払い金相談実績 月3000件
  • 週刊ダイヤモンド誌で消費者金融が恐れる司法書士NO1で紹介されています。事務所は全国に8ヶ所(東京、大阪、名古屋、福岡、広島、岡山、仙台、札幌)あり、無料で出張相談も行っています。過払い金の調査のみの利用もOK!

    • 相談料、着手金、初期費用がすべて無料
    • 過払い金の回収金額がNo1
    • 消費者金融が恐れる司法書士事務所
    • 全国に8ヶ所の事務所
    • 無料の出張相談も可能
    大阪事務所(主たる事務所) 0120-066-018
    東京事務所 0120-065-039
    名古屋事務所 0120-068-027
    福岡事務所 0120-069-034
    広島事務所 0120-067-009
    岡山事務所 0120-070-146
    仙台事務所 0120-131-025
    札幌事務所 0120-678-027

    公式サイトへ

  • No.2
  • 司法書士法人みどり法務事務所 相談は何度でも無料
  • 東京・北海道(札幌)・愛知・高知・愛媛・岡山・広島・熊本の全国に8事務所展開。出張相談もある、親切・丁寧な対応の事務所です。過払い返還額累積90億円以上の債務整理・過払い金請求の専門家です。秘密厳守で相談者の都合に合わせた対応が選ばれる理由です。

    • 過払い返還額累積90億円以上
    • 月の相談件数約500件
    • 全国に8ヶ所の事務所
    • 出張相談可能
    • 相談料・初期費用0円
    • 秘密厳守
    相談無料のフリーダイヤル 0120-837-032

    公式サイトへ

  • No.3
  • 司法書士法人みつ葉グループ 資料無しで相談可能
  • 年中無休365日相談を受付ける、相談者に寄り添う頼れる事務所です。総勢40名の債務整理専属チームが全国からの相談に親身に対応。過払い金請求では、安易な妥協をせず貸金業者とは徹底的に交渉します。成功報酬制なので費用面も安心して依頼ができます。

    • 資料無しで相談可能
    • 全国どこでも相談できる
    • 手持ちの費用無しでもOK
    • 相談無料
    • 成功報酬型
    • 年中無休365日相談受付
    相談無料のフリーダイヤル 0120-739-002

    公式サイトへ

  • No.4
  • 弁護士法人サンク総合法律事務所 安心の全国対応法
  • 弁護士にしか解決できない、弁護士だから解決できる借金問題があります。弁護士法人サンク総合法律事務所は、親切・丁寧な説明で安心して依頼できます。全国対応で、土日祝日も休まず24時間365日受付。初期費用も無料なのも安心です。

    • 相談料、着手金、初期費用がすべて無料
    • 24時間365日の相談可能
    • 全国対応
    相談無料のフリーダイヤル 0120-314-501

    公式サイトへ

関連記事